関節リウマチと抗TNF療法
やさしくわかる抗TNF療法:
過剰なTNFが関節リウマチの症状にかかわっている

正常な状態でもTNFは存在する
TNFは細胞表面のTNFレセプターと結合することで、炎症反応をひき起こす物質です。健康な人の体内にも存在し、通常はその作用を抑える「可溶性TNFレセプター」という物質とバランスがとれた状態にあります。
過剰なTNFが炎症・痛みをひき起こす
関節リウマチ患者さんの体の中ではTNFが過剰に作られています。その結果、可溶性TNFレセプターとのバランスが崩れてしまうことに。するとTNFのはたらきがとめられないため、関節の炎症をひき起こし、滑膜増殖や関節破壊などを促進させてしまうのです。
正常な状態
細胞表面のTNFレセプターに結合する前に、可溶性TNFレセプターがTNFをキャッチするため、炎症反応は起こりません。
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TNFのバランスについて
関節リウマチ患者さんの場合
TNF、可溶性TNFレセプターともに増加しますが、TNFの増加の方が圧倒的に多く、TNFが細胞表面のTNFレセプターと結合するため炎症が起こります。
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TNFのバランスについて
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2023年4月作成 ENB47M017A