エンブレル®

関節リウマチの患者さんとご家族の方々に「エンブレル」を正しく理解・使用していただくためのサイトです。

監修 : 慶應義塾大学 名誉教授 竹内 勤 先生

主治医に必ず伝えてください

エンブレルによる治療を受ける患者さんへ

薬と副作用について正しくご理解いただき、主治医の指導にかならず従ってください。

エンブレル投与前に必ずご確認ください

下記の項目にこころあたりはありませんか?

ひとつでも「はい」と答えた項目があり、その項目についてまだ主治医とお話されていない方は、投与前に必ず主治医にお伝えください。

    • 結核
    • 感染症(敗血症、肺炎など)
    • 感染症にかかりやすい状態(糖尿病、免疫抑制剤や抗がん剤を投与中など)
    • うっ血性心不全
    • 脱髄疾患(多発性硬化症、視神経炎、横断性脊髄炎など)
    • 重篤な血液疾患(汎血球減少、再生不良性貧血など)
    • 悪性腫瘍
    • 肝炎(とくにB型肝炎[ウイルスキャリアを含む])

そのほか、血液検査、ツベルクリン反応やインターフェロン-γ遊離試験、胸部画像診断、B型肝炎ウイルス検査などの検査を行います。

*生物学的製剤は、炎症を起こす物質に直接働き、炎症を抑えたり、関節がこわれるのを抑えることができるお薬です。

エンブレル投与中に

以下のことがありましたら、すぐに主治医、もしくは看護師、薬剤師にご連絡ください。
また、他の薬を飲み始める場合も必ずお申し出ください。

2023年4月作成 ENB47M017A